この一台は、オーダーした日ではなく、積み重ねた時間でその価値は完成した。
2026.07.09

2026年モデル 992.2 GT3 Touring。
GT3 Touringと聞くと 「コレクションモデル」。
という印象を持つ方も多いかもしれません。
しかし今回、私が選んだボディカラーは、PTS(Paint To Sample)のポーラシルバー。
964を愛するポルシェファンなら、一度は憧れる歴史ある特別なカラーです。
それが992.2GT3 Touringという限られた生産枠に、さらにPTS。
わかる方には、それだけで興奮ものです。
今ではその組み合わせを実現できるオーナーは国内でもごくわずかと聞いています。
ですが、この一台が特別なのは、希少性だけではありません。
何十年にもわたりポルシェを乗り継ぎ、サーキットを走り、正規ディーラーとの深い信頼を築き、
そして何よりポルシェというクルマを走らせる歓びを誰よりも知っている。
その積み重ねの時間で、ようやく辿り着いた一台だと自負しております。
故に、このGT3 Touringには、数字では表せない大きな価値があると思っています。
富士スピードウェイをはじめとするサーキットで実際に走り、PSCJへの参戦も続ける現役のドライバーだからこそ、
GT3というモデルの本質を理解し、その上であえてTouringという選択は、至高の極みかな、と自分勝手にほころんでいます。
サーキット車も持ちながら、それとは別にこのGT3 Touringを迎える。
その選択には、カタログスペックだけでは語れない説得力があります。
だから、このポーラシルバーのGT3 Touringには、単なる希少車では終わらない存在感があります。
オーダーした瞬間に価値が生まれたのではなく、長年ポルシェと向き合い、
走り、楽しみ、積み重ねてきた時間が、この一台を完成させたのだと思います。
私たちT.N-CO. GARAGEが大切にしているのも、まさにそんなポルシェとの付き合い方です。
年式や価格だけではなく、その一台が歩んできた背景やオーナー様の想いまで大切にしたい。
だからこそ、空冷911から最新GTモデルまで、いつの時代のポルシェにも変わらない魅力を感じています。
ポルシェは、所有することがゴールではなく、付き合い続けることで、本当の魅力が見えてくる。
7月の納車の日が、今から待ち遠しくてなりません。

















